2006年のご挨拶

2006年 羅針盤


思いとは関係なく、時は過ぎて行きます。
大騒ぎで迎えた21世紀幕開けもはるか昔のように感じるのは、不思議です。
私どもが感じる時間とは、過去と未来との継続の間であり、
私ども自身は「何も変らない、変れない」と思うようになりました。

我が家では子供たちは成人し、いつの間にやら犬に主導権を握られ、
犬が主体の生活になっております。
健康的には夫婦共色々と不具合も生じる歳となりましたが、
今年は戌の年、
犬に引きずられ、頑張って見ようかと思っております。

皆様におかれましても2006年が
よき年でありますようお祈り申し上げます。


家庭事項:

家内の骨粗しょう症は完治が難しく、通院、買い物、犬の散歩など日常生活に不自由を感じていますが、大事には至っておりません。私の方は長年の不摂生か、血糖値、不整脈、コレストロールと医者に面倒をかけております。この医者(女医)は大変優しい方で毎月の検査を楽しみにしています。

会社事項:

「新しいCAE技術の創設と人材育成」を目的に設立した会社(ACT:Advanced Creative Technology)の立ち上げに参画しましたが、家内の通院の送迎など家庭の事情により、昨年8月に役員を退任させてもらいました。反面、関係しておりましたプロジェクトの皆様にはご迷惑をおかけすることとなり、申し訳ないと感じております。仕事は自宅で出来る範囲に留め、多少とも何らかのお役に立ちたいと考えています。

 

友人関係:

大学、会社など多くの友人との会合・会食の機会に恵まれ、その交流には参加するよう心がけております。ここでの話題の中心は仕事/子供の教育から親の介護に話題に代わってきており、私どもの年代では介護が大きな問題となっていることを知ります。一方、中学同級生のW君が脳梗塞を生じました。一時は大変心配しましたが、幸い大事には至りませんでした。しかし、元気だった同君が突然入院・リハビリには、我が身にも起こることとショックを感じた次第です。ご同輩の皆様、健康にはご留意下さい。最近、医者よりは「運動にするか、薬にするか」と問われ、運動にすると答えました。幸い先輩のM氏が忍耐強くテニスに誘ってくれますので、この機会に薬より運動による体質・生活改善を図ろうと考えております。

研究会活動

川井先生主催の「統一エネルギー原理研究会(計算工学学会)」は2年を経過しました。先生の熱意、執念にはただただ驚いておりますが、錆びた頭でどこまでついて行けるか、頑張って見たいと考えています。その他、綾さんが主催する「次世代Web」のNPOがあり、これにも参加して行きたいと考えています。丸本氏が主催する文書講座に加入しました。これは良いドキュメントの書き方に関する講座であり、毎週宿題が出されます。恥をかき、言い訳をし、難産していますが、実際はストレス解消に活かしております。

2005年総括

私の2005年は会議・出張のための外出を除き、33インチモニタと100歩/日の生活でありました。2005年に体質改善を目標に購入した万歩計、縄跳び、バーベルはまだ役に立っておりません。唯一の運動(趣味?)として、M氏と一緒に神宮テニススクールへ入会しました。1回/周のスクールですが、皆勤を目指して頑張っております。
なお、2005年のトピックスを列記しますと次のようになります。
1.仕事関連:ACT退任(8月31日)し、東芝に引続き2度目の退職を経験しました(一部プロジェクトの引継を継続)。
 川井総研関連では 統一エネルギー原理研究会、Applied Mechanics原稿作成 、ものつくり大学の支援。
 その他、活動として CEOに参画。
2.旅行:長男アテンドでの上海旅行(11月)。初めての中国を満喫しました。
 家族旅行では恒例の沖縄旅行(3月/12月)、犬と一緒の箱根旅行(9月) 、その他 HCC房総旅行(3月)
3. 会合:Σ幹事会・総会(2/11/12月)では辻岡社長/中国来日の孫さん交え、楽しい時間を過ごしました。
  その他では、東芝電算機OB幹事会・忘年会(12月)、東々会(7月)、匠会(1月)、広島関係者(8月/11月)など。
4.交流:故中澤晶平氏の奥様が来日。お世話になった関係者が集まり、偲ぶ会を開催(12月)。
 村木夫妻が来日し、新宿つな八で会食(6月)。別途、村木氏とはビジネスについて意見交流。
5.家庭:義母が入院(7月)し、家族間で介護に関する初めての論議をしました。
  その他、神楽坂(良子)法事(6月)。
6.自己啓発:神宮テニススクール、文書講座に入会。
  もう少し余裕が出ましたら津田塾にも再入学したいと も考えています。

2005年はプロジェクトに没頭しており、何もなかったと思っていたが、カレンダを紐解いて見ると色々な楽しいことがありました。新年とは便利なもので、何となく気持ちを一新してくれます。
去年今年貫く棒の如きもの
これは高浜虚子の句であり、新年とは時間を貫く棒と言っております。
時間は留まることなく、2005年の成果が2006年に引継がれるのでしょう。
皆さまにおかれましても、良き2006年を迎えられ、より発展する年でありますようご期待申し上げます。


2005年11月、長男と上海旅行。
中国も息子のアテンドも初めての経験。各々予定があり、道中言い争いになるのではと、危惧していたが、円満に工程・目的を 達成できた。2人とも大人になったのかも知れない。

言葉が通ぜず、移動・食事には苦労した。
初めての米国出張のことを思い出した。多少とも事前勉強をしておけば良かったと思った、と反省。

それでも話題の上海蟹は無事に食することができ、満足できた。
偶然入って見たお茶では、同地の大学日本教師に色々お茶や中国事情を伺い、中国文化にも関心を持てた。